自動車等の登録業務

どんなお仕事?

皆さんが普段目にする「自動車」は必ずナンバープレートが取り付けられています。車両の識別所有者の特定のために必要となる大切な番号です。このナンバープレートに関する申請の受付や交付は運輸局が担っています!

人々の生活に欠かせない「自動車」。
自家用車はもちろん、バスやタクシー等の公共交通を含め、公道を走るすべての車についているナンバープレート…実は犯罪や事故への迅速な対応に貢献しています

Interview

今回は、安全・安心な交通を目指し、自動車の登録業務に携わる職員のお二人に話をうかがってみました!
※インタビューは令和4年3月時点の内容となっています。

職員紹介**

広島運輸支局 運輸企画専門官 
増村 健太

経歴**
平成26年度 山口運輸支局 登録担当(採用)
平成28年度  中国検査部 岡山事務所 登録確認調査員
平成29年度  岡山運輸支局 輸送・監査担当(監査担当)
平成29年度 岡山運輸支局 輸送・監査担当(貨物担当)
令和2年度   広島運輸支局 登録担当

広島運輸支局 首席運輸企画専門官付 
竹中 優

経歴**
平成31年度 鳥取運輸支局 輸送・監査担当(採用)
令和3年度  広島運輸支局 登録担当

増村:増 竹中:竹

業務内容について教えてください!

増:登録部門では自動車の『登録業務』を行っています。公道を走っている自動車(普通車)財産として取り扱われており、所有権という権利があります。同時に、安全性の確保のために誰がその車を持っているのかを確認しなければなりません。それらを法令的な観点から確認し、検査証で所有権を証明する業務です。

竹:また小型二輪や軽二輪の手続きも運輸局で行っています。必要書類は揃っているか、記入漏れがないか確認し、不備があれば申請者に補正をお願いして、適切な手続きを行うように案内をします。

中国運輸局を選んだきっかけは何ですか?


増:官庁訪問に行った際、対応していただいた職員が業務内容を的確に把握し、説明してくださったことが印象的でした。運輸というヒト・モノの動きを支えるという共通した軸で仕事ができ、専門性の高い仕事が出来る点に魅力を感じました。部署は様々ですが、積み上げた経験をそれぞれの部署で活かせる点にも魅力を感じました。

私は中国運輸局に採用される前は地元の金融機関で働いていました。民間企業と官庁の両方で働いて感じたことは、どの仕事も直接的であれ間接的であれ、社会貢献していることに変わりはないことでした。その材料が商品なのか、サービスなのか、または施策や行政サービスなのかという違いだけであると思います。公務員はその点、様々な業界や地域を根幹から支えられる点に魅力を感じ、転職を希望しました。公務員だから仕事は民間と比べて楽。なんてことは一つもありません。公務員の仕事でも、手続きを行うために来庁された方々に対し、その場で案内などのサービスを提供することは変わらないため、スピード、正確さ、的確な判断を求められることは同じですし、わかりやすく丁寧な対応を心掛ける必要があります。
そんな国民の皆様と直に接する点や、先ほど触れたように施策等で地域の生活や業界の先端まで幅広い視野を持ちながら業務を遂行していくことが大きな魅力であると感じています。

竹:物流や公共交通といった生活を支えることにやりがいを感じたからです。中国運輸局といえば、陸上交通に関する業務のイメージが強かったのですが、海事事業観光業も所管しており、幅広い業務に携わることができる点も魅力を感じました。1つの自治体に限らず、中国5県全体の利便性向上に貢献できる点は、中国運輸局ならではだと思います。また、中国運輸局の説明会で職員同士の仲がよかったことも決め手になりました。

これまでの業務の中でのやりがいや大変だったことはありますか?

増:私が中国運輸局に入って実感したことは、生活に直結する業務に携わる機会があること。業務を遂行するにあたり必要なことが、部署関係なく学ぶ機会があることでした。

 私は以前、協議会という様々な立場の人々や団体が集まり、議題について議論を行い、実現に結びつけることを目的とした会議の事務局を担当しました。当時の議題はトラック運転手の労働時間の短縮に向けた検討でした。トラック業界は依然として厳しい労働環境下にあります。それらを改善するための効率化や人材確保を進めるにあたり、運輸局という立場で、また、一消費者として生活に直結する業務に関わることが出来たことは大変やりがいを感じました。

 協議会の業務を通して多くのことを学びました。事務局の仕事は主に資料作成、関係者との調整、会議の進行、報告書作成、次回に向けての議題検討と多岐に渡ります。関係者との連絡・調整や、資料作成におけるスライドを一つ取っても、慎重になる場面が多く、視野を広く持つ大切さを学びました。開催準備等は非常に大変でしたが、次回に繋がる検討結果を協議会としてまとめ、最終的に報告書が完成しHPに掲載された際は大きな達成感を感じるとともに、文書作成の経験が出来ました。

 登録業務においては、日々多くの申請者の方が窓口へ車検証の書き換え手続きに来られます。手続きの内容は多岐にわたるため、まずは申請者の方に正しい案内をすることが大切です。無事、手続きを完了された申請者の方々から、ホッとした顔で「ありがとうございました。」とお声かけいただいたときは嬉しく感じました。

 私は最終的にはどの業務においても「どのように自分が動いたか」によって色々な結果として返ってくる。中国運輸局はそんな職場だと思います。

竹:登録の手続き方法を案内したときに、ありがとうと言っていただけることも多く、人の役に立っていることにやりがいを感じます。登録窓口には一般の方から自動車販売店の方、行政書士といったように数多くの方が申請に来ます。また、ナンバープレート、税金、保険の窓口など幅広い業種の方との協力も必要不可欠です。様々な業種の方とやり取りすることで、様々な方面から登録手続きについて見直すことになり、貴重な経験になっています。

 大変だったことは、異動直後だと業務内容がわからないことです。引き継ぎ書やマニュアルがあっても、用語の意味がわからなくて、慣れるまでは処理に時間がかかりました。法律を調べて、分からない点は上司に確認することで業務内容の理解に努めました。

中国運輸局に入る前と後のギャップはありましたか??


増:入省前に聞いていたことと実際の業務内容についての相違は特にありませんでした。私がプラスのギャップとして感じたことは、職員間の距離が近いことでした。私は1年目に窓口部署を経験したのですが、OJTとして先輩職員から窓口対応のフォローや知識、仕事の進め方等を熱心に教えて頂き、教育体制の充実を感じました。また日々、施策や案件等に対して上司を交えて積極的に意見交換をしている場を見ると風通しの良さを実感します。

竹:想像以上に仕事を任せてもらえることに驚きました。1年目から貨物担当として、窓口対応や書類審査を行いました。また運送事業の経営者の方向けに法改正の内容について説明することもありました。責任が重く緊張しましたが、時間をかけて調べ込むことで、やり遂げることができました。若手職員のうちから、仕事を任せてもらえるため、自身の成長につながる職場だと思います。

研修、出張や転勤について教えてください!


増:研修については、職場内での研修だけではなく、web研修をはじめ、千葉県柏市にある国土交通大学校等での研修もあります。出張は中国5県がメインですが、他地方への出張がある部署もありますね。トラック業界の労働改善業務を行っていた際は、出張で実際に現場を見たり、働かれている方の生の声を伺う機会があり、今リアルタイムで困っていることや作業の流れ等を体感し、協議会における新たな検討事項が得られる機会となり、問題となっていることがこういうことだったのか、と新たな視点を得る機会ともなりました。私たちは書面の仕事が多いですが、書面は現場の上に成り立つものと考えさせられる機会ともなります。

竹:転勤は一度経験しましたが、勤務地が変わることで心機一転でき、新鮮な気持ちで業務に取り組むことができます。これまで関わりがなかった職員と一緒に仕事を行うため、人脈が広がることも魅力的です。また、その土地ならではの趣味を始めるきっかけになります。鳥取運輸支局に勤務していた際は、自然に触れる機会が多く、キャンプや釣りを始めました。

休みは取れますか?
プライベートではどのようにして過ごしていますか?


竹:月に1回以上、有給休暇を取得しています。「休みたい」と言い出しやすい雰囲気のため、休みの予定を立てやすいです。予定が合えば友人と遊びに行き、1ヶ月の中で楽しみを作ることで、仕事とプライベートのメリハリをつけています。また、最近テレビを購入したので、動画配信サービスを利用してドラマや映画をよく見ています。あとは、健康を意識して料理を練習中です。天気がいい日は、散歩することもあります。

増:出かけることが好きなので友人や家族と遠出ドライブしています。最近では有給休暇を使って他県まで温泉に入りに行きました。現地の美味しいものを食べ、景色を見て良い気分転換となりました。趣味が読書なので、溜まった本を一気に読むのもはまっています。個人的な自己研鑽として今は資格取得を目標としており、試験勉強の時間の確保も出来ております。公務員は休暇制度が充実していますが、中国運輸局では特に有給休暇の取得を推進していますので、仕事とプライベートのオンオフの切り替えがしやすい職場であると思います。

これからやりたいことや目標があれば教えてください!!

増:運輸局はチームとして仕事をすることも多く、中堅と言われる年代の私は自分の担当業務だけではなく部門内の他のメンバーの状況などにも配慮し、必要であればサポートするなどの動きが期待されます。こうした周囲との連携や働きかけにより、チームワークを強化していくこと。そして自らにおいては分野や業務における専門的な知識を身に着け、仕事を楽しめる環境作りをこれからも心がけていこうと思います。



竹:幅広い視野を持った職員になることが目標です。申請を表面的に捉えるのではなく、その結果どこに影響があるのか、申請者はどういった意図があるのか、気配りができるようになりたいです。上司の方に相談すると、自分では思いつかなかった考えをもっており、感銘を受けることも多いので、目標としています。

自動車等の登録業務まとめ

  • 自動車等の登録業務に従事されているお二人にインタビューしてみて、主なポイントは次のとおりでした!
    もっと知りたい方は是非官庁訪問へお越しください(^^)!
  • 登録窓口では、申請者から提出のある書類等を確認し、手続きを行う。
  • 登録窓口の業務など、日常生活に直結する業務を通じて、地域の皆様の安全、安心な暮らしに貢献できている実感を得られる。
  • 登録窓口では、申請者から提出のある書類等を確認し、手続きを行う。

最後にみなさまへ
職員からのメッセージ

増:様々な志望先を見て、情報を多く集めてください。実際に業務を行っている職場に足を運ぶと、自分が持つ志望先のイメージとのギャップを良い意味でも埋められるかもしれません。皆さん一人一人の強みが活かせられる職場が見つかることを願っています。中国運輸局でお待ちしています!

竹:中国運輸局に限らず、他の官公庁や企業の業務説明会に参加してみてください。社会人にとって、就職は人生のターニングポイントになります。自分自身の可能性を広げるために、様々な業種にチャレンジし、自分らしさを発揮できる職場を探してみてください。そこで、やってみたい仕事が中国運輸局にあり、縁あってみなさんと一緒に仕事できるのを楽しみにしてます!
いかがだったでしょうか?
みなさまに少しでも職場のイメージを掴んで
いただけていましたら嬉しいです!!!
Instagramも随時更新しておりますので、
是非1度覗いて見てください♩

〜ぜひ中国運輸局へ〜

採用に関するお問い合わせ先はこちら

中国運輸局 総務部 人事課
TEL:082-228-3542